新病院「築港地区から量徳小へ」 市長・与党(自民)が大転回! (2009/09/24)

 開会中の小樽市議会第3回定例会は、9月24日(木)13:00から本会議を開き、自民党と共産党の会派代表質問を行った。

 代表質問に立った自民・共産の二会派は、「新病院の建設地としては、量徳小学校と現病院敷地の方が望ましい」と病院局の並木昭義局長が述べた問題についての質疑を行った。

 この質疑の中で、与党最大会派の自民党は、「我が自民党としては歓迎する」とし、市長は、「築港地区に固執することなく、判断する必要がある」と述べ、市長・与党がこれまでの築港地区での建設方針を大転回して、量徳小・現在地周辺へと大きく舵を切ったことが明らかになった。

 これまで、市長は、築港地区での新病院建設の中断に追い込まれて、成す術がなく2年が経過したが、「築港地区での統合新築の方針に変わりはない」と、固執した方針を述べていた。これは、市長が、築港地区での新病院建設が最大の選挙公約として掲げていたことによる。

 しかし、4月から病院局長に就任した並木昭義局長が、「新病院の建設地としては、量徳小学校と現病院敷地の方が望ましい」と提言したことを受けて方針転換を図ることになった。

 量徳小・現在地周辺での新病院建設は、先の市長選で、対立候補が主張していたもので、自らの選挙公約を捨ててまで、今回の方針転換を図ることを明らかにしたことで、病院問題は新たな振り出しに戻ることになった。

 鈴木喜明議員(自民)は、「現在、総務省の通知に基づく公立病院改革プランや起債の手続きなどの関係で中断している新市立病院建設計画ですが、先に述べた2つの説明会を鑑みますと、新市立病院建設計画再開とも取れます。早期に建設に着手するためには建設地の決定は大命題であり、より以上の適正地となるなら、我が自民党としては歓迎する 。

 7月2日の教育委員会の説明会に病院局が同席した意味、そして、9月4日に病院局主催で懇談会を開催した意味、またこの懇談会の内容とそこで出された来場者の意見について、市長の見解を。これらの説明会等を経て、新市立病院の建設地については今後どのように展開していくのか」と質した。

 山田勝麿市長は、「出席した方からは、病院建設のスケジュールや、その後の運営についての質問や、病院の必要性は理解するが、量徳小の保護者や児童の気持ちに配慮するべき、現在地での建替えをしてほしい、地域の歴史に配慮するべきなどでした。

 これまでの経緯経過もありますが、現在地と量徳小学校敷地を合わせた場所が適地との局長をはじめ、医療関係者の方からのご意見もありますし、また地元の方を含め、市民の方からも、現在地周辺での建設を望む声も多く聞いておりますので、築港地区に固執することなく、地域の方々や関係者の方々からのご意見を広く聞いて判断する必要があると考えております。教育委員会、病院局、市長部局が一体となって説明会を開催しており、病院の必要性については、一定の理解を頂いていた部分もありますが、これまで頂いたご意見を踏まえ、さらに丁寧な説明をすることで、ご理解とご協力を得られれば、環境作りに努め、その上で判断してまいりたい」と答弁。

 菊譲教育長は、「学校適正配置計画は、年内にまとめる。南小樽地区は、5校から2校に再編するが、量徳小学校は他の地域とは別で、病院の問題もあることから、今後もこのような説明会が必要と考えておりますので、継続して協議してまいりたい」と答弁した。

 北野義紀議員(共産)は、「地元町内会の説明会の内容ですが、あくまでも理事者作成のメモの範囲ではありますが、何時、市長が小樽市としての判断を行って、再度地元のへの説明を行うのかがキーポイントのように思われます。この点に関する市長の見解を。市立病院新築は山田市長の唯一の具体的な公約です。新病院建設で市長にとって今が正念場です。地元のみなさんや量徳小学校関係者との合意を得るためにも、ことの経過に照らして率直で誠意ある対応をおこない、市民合意で新病院建設を実現することが求められています」と質問した。

 これに対し、市長は、「築港地区に固執することなく、地域の方々や関係者の方々からのご意見を広く聞いて判断する必要があると考えております」と、自民党の鈴木議員に対して行った答弁を繰り返した。

 菊教育長は、「南小樽地区は、病院建設問題があります。これは市全体の課題でありますが、まずは量徳小関係者との話し合いが何よりも重要であり、すでに話し合いを始めております。計画原案には触れてはいませんが、量徳小のPTAとは話し合いの場を設定し、これから行うパブリックコメントに提出される意見等を十分踏まえ、計画を年内にまとめたいと思います」と答弁した。

 この質疑を受けて、市議会議員からは、「局長が見解を述べてくれたことで、ようやく市長が築港から転換することが出来た」、「もっと踏み込んだ答弁が欲しかったが」などの意見が聞かれた。

 25日(金)の会派代表質問には、秋元智憲(公明)、斎藤博行(民主市民)、吹田友三郎(平成)の3議員が立つ。

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