富岡の地区計画原案まとまる 市が8/27に説明会


 「税務署周辺地域まちづくりの会」と「日銀行舎跡地まちづくり協議会」が提案した地区計画の都市計画提案を基に、市は、「富岡地区地区計画の原案」をまとめた。これに関する説明会を、8月27日(木)18:30から、富岡公民館(富岡1)で開催する。
 2団体は、今年3月に、富岡地区周辺の住環境を守るために建物の高さを10m以下に制限する都市計画の提案書類を提出した。市は、これを5月に正式受理(要件確認)し、都市計画案の作成を行っている。関連記事 
 このほど、市は、同地区の地区計画の原案をまとめた。原案は、地区計画の方針、地区整備計画の2点から成っている。
 地区計画の方針の中で、名称を「富岡地区地区計画」と定めた。位置は、富岡1丁目及び2丁目の各一部(面積8.4ヘクタール)。
 「JR小樽駅より西へ約500メートルに位置し、旭展望台を有する丘陵地の裾に広がり、小樽港を一望できる低層の建築物を主体とする閑静な住宅市街地が形成されている。本計画は、小樽港や海を望む眺望景観を有し、人々から愛される良好な街並みが保全されるよう、現在の住環境の維持・保全を図る」ことを目標としている。
 また、地区整備計画では、建築物の高さの最高限度を10メートルとし、「現に存する建築物又は現に建築、修繕若しくは模様替えの工事中の建築物(以下「既存建築物等」と総称する。)のうち、最高高さが10メートルを超える建築物の敷地として使用されている土地については、その全部を一の敷地として使用する場合に限り、既存建築物等の基準時の最高高さとする」と記している。
 市建設部まちづくり推進室都市計画課は、27日(木)、この原案や位置図などを示し、地区計画の区域や制限の内容などを説明する。