小樽運河に浮かぶ「平和」灯籠 広島原爆の日 


toro1.jpg 8月6日(木)は、64回目の広島原爆の日。ヒロシマに、今年も平和の鐘が鳴り響いた。
 小樽では、「平和」と書かれた赤や黄の灯籠約100基が、小樽運河の水面に浮かんだ。
 これは、原爆投下の悲惨さを忘れないようにと毎年行われている「小樽運河灯籠流し(Otaru
Peace Occansion in Summer)」。今年で21回目。
 小樽市民の会、小樽原水協、新日本婦人の会、小樽平和委員会の4団体による実行委員会の主催。広島の灯籠流しと同時刻に行われている。
 新日本婦人の会の菊地葉子代表は、「64年前に広島に原爆が投下されました。あのような忌まわしい戦争が起こらないように誓い合いたい」と挨拶し、19:00ちょうどに、平和の文字を刻んだ赤や黄色の灯籠を流し始めた。
 小樽の観光名所である小樽運河の倉庫群のライトアップは消され、夜の闇に包まれる中、「戦争のない世界」や「世界に平和」と願う約100基の灯籠が、運河の水面を静かに流れた。