セイウチの赤ちゃん誕生 おたる水族館 (2009/06/01)

seiuchi.jpg おたる水族館(祝津3)のセイウチ「ウーリャ」(17)が、2度の死産を乗り越えて、5月31日(日)早朝、「待望の元気な赤ちゃん」(同館)を出産した。

 セイウチは、北極海に生息する。ホッキョクグマと同様に、20世紀末頃から地球温暖化の影響を受けて減少しており、数少ないレアな生き物という。全国の水族館10ヶ所で32頭しか飼育されていない。繁殖の成功は非常に珍しく、同館と鴨川シーワールド(千葉県)の2館のみ。同館では今回で2頭、鴨川は5頭となっている。

 海象と呼ばれるほど体が大きく、体長はオス3.2m・メス2.6m、体重はオス1,500kg・メス800kgにもなる。「ただ体が大きいだけでなく、人間の言葉の合図を理解することができる知能が高い動物です。今後、国内の飼育施設が連携し、セイウチの繁殖や生態解明につなげるためのデータを共有し、繁殖と種の保存活動を進めたい」(同館)としている。

 出産したのは、「ウーリャ」(17)。2002(平成14)年に初めて出産した。しかし、この赤ちゃんは、2006(平成18)年に死亡した。この後、2度の死産を乗り越え、今回、2回目の出産に成功した。

 「待望の元気な赤ちゃんが生まれて嬉しい。今は、おっぱいを飲んでは寝る生活をしているので、中々見ることが出来ないが、最初はこんなもの。動き出すのは一週間後で、来館者もその頃には姿を見ることが出来るかもしれない」と話している。

 今秋には、父親の「ウチオ」(19)と親子3頭での同居となる予定。(写真提供:おたる水族館)

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