クマ出没で奥沢ダム一般開放中止


kuma1.jpg 小樽市水道局は、クマ出没のため、水道週間における奥沢ダムの一般開放を中止することを、25日(月)に明らかにした。
 クマ出没を発見したのは、水道局職員。18日(月)10:20頃、奥沢ダムの堤にいるところを見つけた。職員が大声を張り上げたところ、クマは逃げ去った。
 同局では、クマ出没事案などを担当する市役所生活環境部生活安全課へ直ちに連絡。同課は、北海道猟友会小樽支部とともに現場周辺を巡視した。
 猟友会小樽支部は、「出没したクマは比較的人間慣れしている様子であり、音楽を流すなどの対策をしても再度出没する危険性が高く、開放を中止した方がよい」とした。
kuma2.jpg これを受け、同局は、今年の6月1日から7日までの水道週間の奥沢ダムの一般開放を中止することにした。
 現在、奥沢ダムへつながる水管橋では、一般開放を行っている。このため、同局では、クマ出没注意を喚起する看板を周辺に設置し、朝と夕の2回巡視することにした。
 「市民の皆さんに奥沢ダムを開放したいのだが、今回は市民の安全を確保するため諦めることにした」としている。クマ出没で奥沢ダムの一般開放を中止することは、近年ではなかった。
 水道週間では、奥沢ダムのほかに、豊倉と銭函浄水場の水道施設の開放も行っており、この2施設については例年通り開放する。
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