板谷邸マンション建設 第2回説明会


ams 旧板谷邸(海宝楼・東雲町1)の敷地内に予定されている賃貸マンション新築工事の第2回説明会が、5月22日(金)18:30から、旧堺小学校1階(地域活動室・東雲町9)で開かれた。
 建設予定の周辺住民約20人が参加し、1回目の説明会で出された配置や外壁色彩、高さ、崖下への水害の危険性などの意見・質問についての回答が出された。
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 マンションの配置については、隣地の住民から近すぎるとの意見が出されたことを受け、当初の隣地780mmから1621mmへ841mm海側へ移すことにした。
 外壁色彩は、小樽歴史景観区域内における外壁の色彩の範囲に基づいて行うとし、今後、市と協議して決定するとした。

 高さは、「25m以内の9階建てというが、海抜25mなので、実際は50mになる」との意見が出たが、「9階建て、25m以内での設計としたい」とした。
 建築主・敷地所有者の株式会社不動産リサーチ(札幌)の菅原宝珠代表取締役は、「マンションが上手くいって収益があれば、板谷邸を旅館的なものにして維持することが出来る」と説明した。
 また、参加者からは、「市の担当者の考え方が聞きたい」との意見が出された。
 市建設部まちづくり推進室の小紙琢也室長は、「市の条例で高さ制限しており、基準については守ってもらっている。なんでもかんでも基準が守られているからといって建てられても困るが、場合によっては考え直して欲しいという気持ちもある。港から見れば圧迫感のないような建物にして欲しいと思うが、4階~5階の低い建物が板谷邸の敷地に長く建てられるというのも難しい。今後正式な届出があると思うので、設計事務所と協議して少しでも良いものを作ってもらいたい」と答えた。