望洋シャンツェ 利用者2年連続ゼロ NPOがキャンプ場に (2009/04/06)

 朝里川温泉1にある「小樽市望洋シャンツェ」の利用者が、夏冬の年間を通して、2007(平成19)年度に続き、2008(平成20)年度もゼロだったことが分かった。

 同ジャンプ台は、1998(平成10)年度に、約13億円の巨費をかけて建設された施設。完成初年度は、おたる国体が開かれ、5,000人を超える利用者を数えたが、この後、大会が開催されない年は500人以下の利用者と減少した。

 市は、厳しい財政状況下で、ジャンプ大会を開催するにも金がかかると、近隣都市と4年一度の輪番制に変更し、大会誘致の活動を縮小。この影響で、2007(平成19)年度は、シーズン中の大会やイベントがなく、さらに、夏期の遠足利用もないことから利用者数がゼロとなった。さらに、2008(平成20)年度も利用がなく、2年連続で利用者がゼロとなった。13億円かけて造られた施設も宝の持ち腐れの状態が続いている。

 この惨状を受けて、朝里ダム湖畔のテニスコート管理などを行うNPO法人ゆらぎの里づくり協会が、一昨年から、夏期にオートキャンプ場としての利用を市に打診。2年間の協議を経て、今年3月に試行的に利用することが決まった。

 利用は、7月から9月までの3ヶ月間で、ジャンプ台のブレーキゾーンが、車の乗り入れが出来るオートキャンプ場となる。今回は、試行的な利用のため、市は、施設使用料は徴収しないとしているが、今後の利用状況によって使用料を決めることにしている。

 市教育委員会生涯スポーツ課は、「まずは夏の利用がされることになった。あとは、本来の冬の利用方法だ」と話している。

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