三連休で賑わうおたる水族館

 3月20日(金)から2009(平成21)年度の営業を開始した「おたる水族館」(祝津3)に、三連休中の家族連れや若いカップルなどが足を運び、賑わいを見せている。
今年度春の一押しはノコギリザメで、北海道では初めての展示となる。ノコギリザメは、北海道以南の日本近海から台湾までの水深100~800m付近の海底に生息している。全長最大約1.5mで、名前の通り、頭の先端にある、大小のトゲが並んだノコギリ状の吻(ふん)が特徴。
同館では、このノコギリザメの展示水槽の脇に、サメハダを触ることが出来る体験パネルも展示しており、来場者たちは、「うわ、これがサメハダなんだ」、「ちょっと気持ち悪い」などと興じていた。
また、特別展「ALL-BLUE-青の世界」では、青い海や魚の美しさをテーマに、ネオンテトラやリーフスティングレイ、ルリスズメダイなどを展示。約200匹のルリスズメダイが泳ぐ水槽では、来場者が下で寝そべって魚を観察出来る一工夫もされている。幼児から大人まで、水槽の下に寝て青い海底を覗ける体験に興味津々となっていた。
開館初日の20日(金)は、冷たい雨模様の悪天候となり、896人の来場者数だったが、春の陽気が広がった21日(土)は、1,585人の来場者を数えた。同館では、「明日も天気なら、今日(21日)ぐらいの人出となり賑わう」と期待している。