ポケットサイズの歴史本「小樽學」発行 NPO歴文研


 小樽市民・小樽出身者・小樽ファンに向けた地域内連携情報誌「小樽學」が、4月10日(金)から毎月10日に1回発行されることになった。ネット上でも、その概要が配信される。
 「小樽學」を発行するのは、NPO法人歴史文化研究所(井上一郎会長)。手宮洞窟保存館と旧日本郵船小樽支店の業務を市から委託されている特定非営利活動法人。「小樽で生きていくときに実際に役立つ情報を編集していこう」と、小樽學と名付けた情報誌を新たに発行することにした。
 調査・執筆には、北海道大学観光学高等研究センター長の石森秀三教授、小樽商科大学ビジネス創造センターセンター長の海老名誠教授、高橋朋子フードコーディネーターと歴史文化研究所スタッフが携わる。
 小樽の歴史や探索史、民俗学、再生史、観光学など様々なジャンルに沿って、情報を掲載する。現在、小樽學の暫定サイトで、プレ創刊号無料PDF版データをアップしている。
 「発行側の熱い思いが詰まっているために、わずかな紙面に目一杯の情報を盛り込んでいますが、本番では『わかりやすい文章』『余裕のある編集』などを心掛けて、現在準備をしているところです」と最終調整作業に入っている。
 同誌は、A5版のポケットサイズ、約50ページ、300円(税込)。毎月10日発送。同研究所では、設置店や定期購読者を募集している。 詳しくは暫定サイト
 「小樽の観光客の55%がリピーターで、小樽に興味を持っている人、小樽に関心のある市民が欲しがるような小樽の情報を掲載していく」(同研究所)と話している。