雪あかりの路 来場者数10万人減!


 15日(日)に閉幕した「第11回小樽雪あかりの路」の来場者数が、昨年より10万人も少ない47万2,000人となったことが分かった。
 同実行委員会は、イベント終了から一夜明けた16日(月)、「期間中、全般的に天候に恵まれず、特に13日、14日は暖気に伴う降雨と強風に見舞われたことや、急激な経済の落ち込みと円高により、韓国・台湾など外国人観光客の入り込みが減少したことなどから、来場者数は47万2,000人となった」と発表した。
 小樽雪あかりの路は、昨年10回目の節目を迎え、過去最高の57万5,000人を数えた。イベントの来場者数は、第1回の開催から増加傾向にあったが、今年は、記録的な暖冬異変とともに100年に一度の経済不況が足かせとなり、昨年よりも10万人(20%)も減少した。
 今年は、新企画の「喰いだおれ、飲みだおれ大会」を開催し、予定のチケット150枚を完売、好評を博した。また、イベントの裏側を見学するバックヤードツアーも好評で、5日間で予定していた定員50人を大幅に上回る232人が参加した。来年も継続する予定という。
 イベントを支えたボランティアの参加は、前回の延べ人数2,551人よりも246人多い2,797人に増えた。実行委では、「ボランティアさんの参加があってのイベントで、今後さらに増えることになると、会場の充実に力を入れるべきか、会場の拡大をするべきか検討しなければ」と話している。
 16日(月)からは、またボランティアの協力を経て、使い古しのロウソクを再利用するために芯を抜き取る作業など、イベントの後片付けが事務局で行われている。手宮線などのメイン会場では、建設業者の手でオブジェの撤去作業が進められ、イベントを彩ったスノートンネルや凱旋門などが次々に崩されていった。
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