住民訴訟第2回弁論 傍聴人増え 市民の関心高まる


matuura.JPG 小樽市長が行った新病院建設中断による基本設計解約料の支払いに伴う公金支出の妥当性を問う住民訴訟の第2回口頭弁論が、2月12日(木)10:00から、札幌地方裁判所で開かれた。
 「平成20年(行ウ)第30号 損害賠償履行請求事件」は、坂本宗一裁判長・齋藤紀子裁判官・木口麻衣裁判官の3人が担当している。
 8階第3号法廷で開会した2回弁論には、小樽・札幌などから市民ら約20人が傍聴に訪れ、審理の行方を見守った。
 この日は、訴状に対する反論書が、被告・市長の訴訟代理人から提出された。反論の原本は、15cmにも及ぶ分厚いものとなっていた。
 裁判官は、原本と証拠資料の照合を行い、「この反論に被告の主張は網羅されていることと思う。これに対し、原告は、4月10日(金)までに反論して下さい」と述べ、次回の弁論は4月16日(木)10:00から、同所で開廷することが決まった。
 原告の松浦光紀氏(63)は、「市側のぶ厚い反論書が提出されたので、これからじっくり調査して、市側の不当性を明らかにしていきたい。傍聴人も増えて、関心が高まっているのは、非常に有難い。今後も税金の無駄遣いをさらに追求していきたい」と語った。
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