おたる健康総合大学 プログラム見直しで波紋 (2009/02/12)

 小樽市保健所(富岡1)の中高齢者総合健康増進プログラム「おたる健康総合大学」のプログラムの見直しで、受講者に波紋が広がっている。


 高齢化が進む小樽市では、高齢者の生きがいと健康づくりを推進することを目的に、2003(平成15)年に全国に先駆けて「おたる健康総合大学」を開学した。身体的プログラムと文化的プログラムを用意し、1年(1・2・3期)で身体・文化の両方を受講するシステムとし、これまで約3万人の参加者を数えている。対象は、50歳以上の市民。


 同所では、「開学から6年経ち、色々な支障が出てきた」と、2009(平成21)年度からのプログラムを見直した。


 「両方のプログラムの講座を受けてもらって地域で活動出来るようにしてもらいたかったが、身体的プログラムだけ受ける人が多く、文化的プログラムは登録だけで講座に出ない人がいる。市では、老壮大学や杜のつどいなどでも文化的講座はやっている」と、文化的プログラムの廃止を決めた。


 開学以来、受講者の平均年齢が1歳ずつ上がり、前年参加者の割合が43%(平成16年度)から79.8%(平成20年度)へと増えていることから、「新しい人が集まらないから」と、身体的プログラムの見直しも実施。


 「ボランティアの先生の都合による講座の回数や、民間施設を利用すると有料になる」などの理由で、中高年の水中運動・健康づくりのためのヨーガ講座・みんな生き生き!ストレッチ&レクゲームの3講座も廃止することにした。


 このことを知った水中運動に通う市民たちは、「この講座を続けることで、喘息が楽になった。発作が起きなくなった。ひざの関節痛が楽になったという人が多い。小樽は高齢者が多いから、病気になる前に予防にお金をかけるという目的で始めたのに、市民がたくさん通う講座をなくすのはおかしい」と、保健所に講座の継続を要望。


 これを受けて、同所は、廃止を取り消し、これまで週2回の初心者40人・上級者40人参加だったものを、初心者を中心とする講座だけの週1回・20人参加と4分の1に縮小することに変更した。定員に空きがあれば、これまでの受講者も抽選で参加することが可能としているが、「新しい参加者を優先させたいので、上級者たちは、健康大学としてではなく自主グループとして継続してもらいたい」という。


 稲穂在住の62歳女性は、「ひざの関節が悪くて仕事も出来ないくらいにだったが、この水中運動に通ったら良くなった」。入船の62歳女性は、「喘息で仕事を辞めたが、水中運動を続けたことで、大きい発作がなくなり、薬も減った。1回廃止すると決めたのに続けることになったことは評価出来るが、初心者だけの講座に縮小となって遺憾に思っている人が多い」と話している。


 このほか、廃止することにしていたストレッチ&レクゲームは、一旦は、講師に断ったものの再度行うが決まり、ヨーガ講座は調整中としている。


 昨年は、講座数147件(健康大学)と48件(介護予防)の計195件だったが、新年度では、健康総合大学の予算105万円(平成20年度)と介護予防事業の114万円(同)を足して、新たな講座を追加して240件に増やすので縮小ではないとしている。しかし、継続して欲しいとの要望が多い水中運動の講座数・参加定員数は減ることになり、この市側の縮小方針に対して、利用者の不満が広がっている。


 おたる健康総合大学

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