商大「本気プロ」が優秀賞 3月決勝大会へ


honkiyosen1.JPG 小樽商科大学(緑3)の「商大生が小樽の観光について本気で考えるプロジェクト(本気プロ)」が、2月10日(火)に開催された「社会人基礎グランプリ2009」予選大会(東京)で評価され、見事「優秀賞」を受賞し、3月5日(木)の決勝大会に出場することになった。
 同大の本気プロは、昨年11月からスタートした。経済産業省の「平成20年度体系的な社会人基礎力育成・評価システム構築事業」に採択されたことで実施し、自治体が抱える問題解決に取り組んだ。
 1年から4年までの49人の学生が参加し、8グループに分かれて、国際観光・札幌圏のマーケティング・ブランド商品創出・滞在観光推進プロジェクトの4つの課題に挑戦。小樽の観光施設の視察など様々な活動を経て、1月16日の中間発表・29日の学内選考会で学生らしいユニークなアイディアを披露した。
 この結果、携帯電話でQRコードを読み込んで、次のルートを紹介する企画を提案した滞在観光推進グループと、観光名所の土産店や飲食店などに外国人用パンフレットを置くことを提案した国際観光グループが、「社会人基礎グランプリ2009」予選大会に出場した。「地域の町興しとともに教育効果がある」と高く評価され、全国40校のうち優秀賞を受賞した9校の中に選ばれた。
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 「色々準備が大変で、他の大学はすでに終わっているところが多かったが、商大はギリギリまで作業を行った。学生たちは、夜中の4時までプレゼンテーションの練習などを行っていたが、当日の発表では堂々としていた。学生の成長という観点においても、本学のPBL(Problem Based Learning・問題解決型授業)が高い評価を得たことは、学生・教員にとって大きな励みになった」(小樽商大ビジネス創造センター)と喜んでいる。
 学生たちは、優秀賞に選ばれた他8校とともに、3月5日(木)10:30~18:00に東京・有楽町のよみうりホールで開催される「社会人基礎グランプリ2009」決勝大会に出場する。3月14日(土)13:00~17:00には、小樽市民センター・マリンホール(色内2)で発表会を行う。(写真提供:小樽商科大学ビジネス創造センター)
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