旧よしもと・マリック館を貸しホールへ


yosimoto.JPG ウイングベイ小樽(築港)5番街3階のMr.マリックの「小樽超魔術館」が、2006(平成18)年1月に閉館してから、3年間、シャッターが下りたままとなっていたが、1月17日(土)13:00から16:00までの3時間、久しぶりに同スペースが開放されることになった。
 これは、同施設を所有・運営する小樽ベイシティ開発(OBC)が、このスペースを市民に開放するための見学会を17日(土)に開催するため。
 同スペースは、1999(平成11)年のマイカル小樽誕生とともにオープンした吉本興業のお笑い劇場「観光名所小樽よしもと」だった。様々なお笑いのアトラクションを用意し、舞台では、若手芸人による漫才などが行われていた。現在、全国で活躍する北海道出身のタカ&トシもライブを行っていたことで知られている。最盛期には、約55万人もの客を集めていた。
 しかし、マイカル破綻後、来場者が激減し休業状態が続いた。この後、2004(平成16)7月、”ハンドパワー”で知られるMr.マリックの超魔術体験ツアー「小樽超魔術館」として衣替えした。マジカルトンネルやスプーン曲げシアター、瞬間移動の部屋などのマジック体験を目当てに、多くの子供たちが足を運んだが、1年6ヶ月で”ハンドパワー”の効果がなくなり、閉館した。
 この後、2006(平成18)年1月の閉館から3年間、シャッターが下りたままとなっていたが、同社は、市民への貸しホールとして舞台を開放することにした。舞台は、幅10m・奥行き6.5mで、照明・音響設備もあり、客席は126席。楽屋や券売所などもそのまま残っている。「儲けるためにやるのではなく、市民の方に利用してもらいたい」と低コストの料金設定にする。オープンは、1月31日(土)を予定している。
 市民開放のための見学会を、17日(土)13:00~16:00に行う。すでに、「6月に使いたい」、「3月は空いているか」などの問い合わせもあるという。見学会は、誰でも参加可能。問い合わせ:0134-21-5555
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