学校適配基本計画素案の概要を発表 市教委


tekihai.JPG 小樽市教育委員会は、12月17日(水)に開かれた小樽市議会学校適正配置調査特別委員会(佐々木勝利委員長)で、「小樽市立小中学校 学校規模・学校配置適正化基本計画」素案の概要を発表した。
 概要は、A3の紙1枚からなり、学校規模・学校配置に関する基本方針、小中学校再編計画、地区別実施計画づくりの手順などが示されている。
 基本方針では、望ましい学校規模は小12学級以上、中9学級以上、既存施設を活用して小中全体を再編成、地区ブロックでの検討・協議を行うとしている。
 地区ブロックは、市内を「塩谷・長橋」、「高島・手宮」、「中央・山手」、「南小樽」、「朝里」、「銭函」に区分する。
 計画期間は、2010(平成22)年度から前期8年間、後期7年間の15年としている。前期では、小学校が6学級以下、中学校が5学級以下となる学校が多いブロックを早期に再編し、耐震や改修を進める。「従来の通学区域を編入する統合だけでなく、現在の小中学校校舎や敷地を活用して新たな学校をつくることも視野に入れている」としている。
 市教委では、素案を2008(平成20)年度中にまとめ、2009(平成21)年度の1学期中に地域説明会を開催する予定。2学期中にパブリックコメントを経て、12月頃に基本計画を決定する。この後、地区別実施計画を作り、統合学校の開校を目指す。
 特別委員会では、今年7月に開催された「学校規模・配置の適正化にかかわる地域懇談会」などについて質疑が行われた。共産党の菊池葉子委員の質問に対し、市教委は、「地域説明会の案内方法を工夫し、多くの人に聞いてもらいたいので、全部の小中学校を利用して説明会を開催する。前回は、地域の祭典や全市的なイベントでスケジュールがタイトになった嫌いがあり、今度はある程度ゆとりある日程で行う」と答弁した。
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