小樽発のマロンコロン 北海道スイーツに


 小樽の代表的なスイーツのひとつとなった小樽サブレ「マロンコロン」。
amatoju-ki.jpg 誕生から48年間、手作りで変わらない味を提供する老舗洋菓子店「あまとう」(稲穂2・柴田明代表取締役)は、12月20日(土)から、千歳空港の全日空受付前の販売コーナーに「マロンコロン」のブースを設けることになった。
 「マロンコロン」は、3枚重ねの同社オリジナルのクッキー。道産の無塩発酵バターと健骨卵を使用した生地の周りに、スイス産の純チョコ(100%)をつけた小樽の人気スイーツ。
 今年、物産展に参加したことなどによって、誕生から48年で、初めて年間製造個数100万個の大台を突破した。「100万個すべて手作りしていることは、並大抵のことじゃない」(柴田社長)。
 今回、柴田社長は、「小樽を代表する菓子と認められたので、来年は、北海道を代表する菓子にしたい」と、道内での販売を強化することにしている。この第1弾として、12月20日(土)から千歳空港内にブースを設けることにした。販売するのは、千歳空港限定パッケージ(4個入・価格未定)で、最低でも1日100箱を販売するとしている。
 同社では、札幌の丸井今井に出店しており、今後、J札幌駅西通り北口にある「北海道どさんこプラザ」でも販売することを決めている。「千歳空港をはじめとして、札幌駅、大通りの丸井今井札幌店とマロンコロンの販売が1本の線につながることになる。来年は、函館、旭川での物産展に参加してマロンコロンの味を知ってもらって、北海道にこんな味があるのかと、北海道を代表するお菓子にしたい」としている。
 小樽サブレ「マロンコロン」は、小樽出身の精神科医・香山リカさんやUHBアナウンサー・水野悠希さんなどによって、全国雑誌のクロワッサン・クレア・週間女性で、北海道の定番商品として紹介されている。全国からの注文も多くなっており、小樽発のスイーツが北海道のスイーツとして定着する日も近い。(イメージ図提供:株式会社オー・プラン)
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