「仮面の幻想と指先のガラス芸術」 北一ヴェネツィア美術館 (2008/12/06)

venetian1.jpg 「ようこそヴェネツィアの世界へ」。今年開館20周年を迎えている北一ヴェネツィア美術館(堺町5)は、12月1日(月)から来年3月31日(金)まで、記念特別展「仮面の幻想と指先のガラス芸術」を開催している。


 同館の開館は、1988(平成元年)年で、イタリアの古都ヴェネツィアの豊かで潤いのある文化を紹介している。ヴェネツィアに現存するグラッシィ宮殿をモデルとして、観光通りの堺町通り沿いに建築された。5層一部吹き抜けの13展示室からなる。1階エントランスには、ゴンドラが浮かぶ室内プール、18世紀頃の宮殿の部屋を再現した2・3・5階の展示室には、ヴェネツィアガラスの作品が展示されている。


 記念特別展は、ヴェネツィアの祭典「カーニバル」にちなんだ伝統的衣装や仮面を約70点展示する「ヴェネツィア・カーニバルの世界」(第一部)と、現在最も注目を浴びているヴェネツィアガラス作家の「ガラスで表現するカーニバルの世界」(第二部)の二部構成となっている。


venetian2.jpg 第一部は2階フロアで開かれ、豪華な仮面の数々が展示されている。カーニバルで仮面を使用するきっかけとなった仮面即興喜劇「コメディア・デラルテ」に登場するお調子者の召使いアルレッキーノや、おとぼけ道化師プルチネッラなどの仮面が並んでいる。その由来も添えられており、ヴェネツィアの芸術とともに文化も学ぶことが出来る。


 このほか、2階フロア中央には、ダイアナ妃とチャールズ皇太子が乗ったゴンドラが飾られている。周囲には、ペーパーウェイト(ガラスのぶんちん)で運河にみたてた工夫もあり、「3階フロアから眺めるのもおすすめ」(同館)という。個室では、18世紀貴族の優雅なカーニバルのテーブルも再現され、ビデオ映像で現在のカーニバルの様子を紹介している。「2階に来ていただいた瞬間に、ヴェネツィアの雰囲気を感じてもらえるように、壁にはカーニバルの大きな写真を貼り付けている」。


venetian3.jpg 第二部の作家ルチオ・ブバッコの作品展示(3階フロア)は、カーニバルのインスピレーションを受けて作られた作品15点が飾られている。仮面舞踏会で敵対する家系の男女が知り合い恋に落ち、悲劇的な最後を迎える「ロミオ&ジュリエット」の場面を表現する作品は見ものとなっている。敵のキャピレット家の舞踏会に乗り込んだロミオがジュリエットに出会う場面や、神父の前で2人だけで結婚式を挙げる場面など、指先の細部までこだわった作家の巧みの技によって、シェイクスピアの作品が目に浮かんでくる。


 「20周年記念の特別展の最後を飾る最高の人物の作品展となっている。ヴェネツィアに足を踏み入れ、日常から非日常の幻想的な世界に来たと感じえてもらいたい」(渋谷綾香学芸員)。


 開館20周年記念特別展「仮面の幻想と指先のガラス芸術」は、2009年3月13日(金)9:00~18:00まで。入館料:一般700円、中高生500円、小学生400円。普段は触れることが出来ない仮面とともに貴族衣装で記念撮影するカーニバル体験も出来る。735円(税込)から。


 問い合わせ:0134-33-1717


 北一ヴェネツィア美術館HP

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