道内初の「マダラエイ」登場 おたる水族館


 おたる水族館(祝津3)は、9月13日(土)から開催する秋の特別展「水中の忍者たち~生きるための知恵くらべ~」とともに、マダラエイを道内初公開する。
 道内初公開となるマダラエイは、円形状の体にマダラ模様が特徴的で、尾の付け根の棘には毒があり、刺されるとかなり痛むという。体長は2mに成長するが、同館に搬入された3体は80㎝。日本では、紀伊水道以南、インド・西太平洋の温帯から熱帯の砂底に住んでいる。館内1階の海のパノラマ水槽で、9:00から展示される。
 秋の特別展「水中の忍者たち~生きるための知恵くらべ~」は、海のパノラマ水槽前で行われる。「擬態」がテーマとなっており、生き残るために色彩や形・行動によって、周囲の環境や他の生物と簡単に見分けがつかない効果「カモフラージュ」をする忍者のような水中生物を紹介する。
 自分自身が餌として捕食されないために、周囲の模様や色・形に同化するトゲヨウジやヒラメ、カレイ、モクズショイ。自分が捕食者として、周囲の物に模様や形をそっくりな姿になるオニダルマオコゼやバンジョーキャット、リーフフィッシュなどを展示する。
 中でも、目玉は、ミミックオクトパス。1998年に発見されたタコの仲間で、擬態のスペシャリストとして有名。ウミヘビやカレイ、イソギンチャクなど他の生物の姿にそっくりに真似る。そのバリエーションは、10種類を超え、多いもので40種類にも及ぶと言われている。特別展は、9月13日(土)から11月24日(月)まで。
 また、同館では、人気のおもしろ講座の参加者を募集している。
 おもしろ講座2008-イルカやアザラシ あれこれ学ぼう!- 
 おもしろ講座2008「なぜ?なぞ」