小樽の逸品》 マロンコロン"> 小樽の逸品》 マロンコロン"> 《<font color="#ff3366">小樽の逸品</font>》 <font color="#ff3366">マロンコロン</font>

小樽の逸品》 マロンコロン


 「あまとう ルル マロンコロン いつの日も心くすぐるのね 罪な味ね~」 (ほんと罪だわマロンコロン・作詞作曲:柿本七恵さん)
 小樽市民なら一度は耳にしたことがあるこのフレーズ。丸井今井札幌店の道産食品セレクトショップ「きたキッチン」で年間総売上個数第1位。全国各地の物産展からのオファーも年々上昇。小樽の老舗洋菓子店「あまとう」(稲穂2・柴田明代表取締役)の看板商品のマロンコロンは、《小樽の逸品》だ。
 マロンコロンの誕生は48年前。ひとつひとつ手作りで、40年間変わらない味が自慢。クッキーの生地には、道産の無塩発酵バターと健骨卵のこだわりの素材を使用。こねて薄くのばして、ひとつひとつ丸型に抜く。専用の釜で焼いたクッキーを3枚重ねる。真ん中の一枚は、隙間を作らないために両面をナイフで平らに削る。最後に、3枚重ねたクッキーの周りにスイス産の純チョコ(100%)をつけて完成。
 こだわりのクッキー生地には、ローストした生アーモンドも使用している。このアーモンドの風味が特徴で、物産展では「食べる前に一呼吸して下さい。まず香りを」と勧める。「機械で作ることに挑戦したが、この味は絶対出来ない。だから、今でも手作り」。味は、アーモンド・ウォナッツ・カカオ・チーズの4種類。
 柴田社長は、来年迎える創業80年に向けて、2006(平成18)年から3年計画で、会社の構造改革を図った。2006(平成18)年に運河、2007(平成19)年に札幌などに出店。物産展にも積極的に参加し、マロンコロンは、一気に小樽の人気ブランドに成長した。
 「小樽の街でも、やり方次第で売上アップが出来る。同じことをしていては駄目。先を見据えていかなければいけない。休んだら終わり。私が休むときは過労でぶっ倒れたとき」と力が入る。
 今年3年計画の最終年となり、マロンコロンの年間製造個数は、48年の歴史の中で最多の100万個の大台に上る見込み。3年前の3倍、2年前の2倍、昨年の1.3倍と増産を続けており、今年8月で、すでに昨年の年間製造個数70万個を突破。これから、物産展で全国各地から需要があることを考えると、100万個の大台も目前となっている。
 同社工場では、今月、新たに釜を2台追加した。これまでは、一日4,000個の生産が限界だったが、これで一日5,000個の生産が可能となる。
 ひとつひとつ手作りで、40年間変わらないマロンコロンの人気は、同社の成長を支える。(写真提供:あまとう)
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