サミット関係者が小樽散策 外国人記者6名参加


 北海道洞爺湖サミットの関係者を小樽に誘致する「港町小樽の歴史と街並み散策ツアー」が、10日(木)に行われた。
presstour1.jpg ツアーは、小樽市・観光協会・商工会議所・中央バスなどで組織する実行委員会が実施。中国・シンガポール・ハンガリーなどの新聞記者6名が参加した。9:00にニセコを出発、11:15に小樽天狗山に到着した。
 同所では、山田勝麿市長と中央バス株式会社の平尾一彌社長が出迎えた。
presstour2.jpg 「かつて小樽は栄え、今でも銀行や穀物倉庫がたくさん残っている。観光都市としても脚光を浴び、年間740万人の観光客が小樽を訪れる。今日は、小樽を見てもらって、母国で小樽をPRしてもらいたい」(山田市長)。「中央バスは、バス事業のほか、観光事業も行っている。小樽・ニセコを見てもらい、帰国までの一時を楽しんでもらいたい。Thank you very much」(平尾社長)と挨拶した。
 参加した6名の記者は、小樽港・市街を見下ろす絶景の天狗山山頂で、クリやコブシなどの苗木を植樹。苗木には、「10年後に来ることを約束」や「I WISH THIS TREE AND OTARU TOWN LONG LIFE AND HAPPINESS」などの願いが書かれたプレートが添えられた。
presstour3.jpg 鼻なで天狗の前では、参加者全員で記念撮影が行われた。各報道機関がその様子をカメラに収めていると、「昨日までは、私達がそちら側で撮影していたのよね」 と話し、笑いが広がった。
 山頂レストランでは、冷たいドリンクとともに小樽の眺望を楽しみ、天狗の館では、小樽のスキーの歴史や天狗について説明を受けた。通訳として参加したミスおたるの毛利百合香さんも、英語で「スキーをしたことがありますか」などと記者と会話していた。
 この後、参加者たちは、バスで運河ターミナルや小樽貴賓館などの観光施設を訪れ、運河などを散策した。
 中国新聞社の朱沿華・東京支局長(31)は、「小樽はきれいな街。空気もきれい」。ハンガリーのネープサバッチャーグの記者・特派員パラノビチ・ノルバートさん(33)は、「4年前に日本に住みはじめたが、北海道に来たのは初めて。きれいな街」 と流暢な日本語で感想を話していた。