少女の像修復記念音楽祭 


 少女の像修復記念音楽祭が、12日(土)14:00、市民会館(花園5)で行われた。小樽や札幌の合唱団による美しいハーモニーが、修復された同館裏や北運河、旭展望台にある像に送られた。
 この音楽祭は、「小樽の像を守る実行委員会」の主催。絵葉書販売の収益で、像の修復を進めており、今春、故斉藤吉朗作の像3体を修復したことを記念して、二部構成で実施。
zosyuhukufes.jpg 第一部のコーラスフェスティバルでは、女性コーラス「マイン」や小樽銀嶺混声合唱団、市役所グリークラブ、潮陵高等学校音楽部などの団体が歌声を披露。潮陵高生たちは、「学園天国」や「Hail Holy Queen (天使にラブソングを)」、「手紙」 などを歌い、若さ溢れる元気良い歌声を会場に響かせた。約300人の観衆たちは、拍手を送った。
 二部の「21世紀の紙芝居」では、バッハ「ルーレ」やイザイ「ピチカート」、メンデルスゾーン「アンダンテ」などのヴァイオリン演奏とともに、「幸せな王子」(原作:オスカー・ワイルド)のスクリーン上映が行われた。
 「幸せな王子」は、しあわせの王子と呼ばれる銅像のもとにやってきたツバメが、像が見につけている金や宝石を貧しい人たちへ運ぶ物語。FMおたる・石橋やちよさんによる朗読が行われ、観衆たちは静に耳を傾けていた。
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