豊倉小に「地域美化活動コンクール」協会長賞!

toyokura.jpg 学校林を利用して自然環境の学習を実施している市立豊倉小学校(朝里川温泉1・塩見末巳津校長・生徒41人)が、第20回森林レクリエーション地域美化活動コンクール(全国森林レクリエーション協会)で、協会長賞を受賞した。



 豊倉小は、朝里川支流のワラビタイ川が校庭脇に流れる豊かな自然の中にある。この周辺には、様々な昆虫たちが生息している。小樽市社会教育活性化事業として、小樽市博物館と協力して昆虫の生態調査を始め、「豊かにかかわり、学ぶ意欲を育てる学校」を目標に、“昆虫を育む植物”、“多様な植物を育む森”などと学習活動を深めた。
 2006(平成18)年度からは、総合的な学習や生活科の学習時間に、学校林「川辺の小径」のゴミ収集を続けている。父兄と協働で、立ち枯れ木を除去し、木質チップを作って敷設して、遊歩道を整備。市主催の発表会で、市民へ森林環境整備の大切を呼びかけたり、toyokura1.jpg民間企業の協力でミズナラの苗木づくりや植樹を行った。これらの活動が、森林レクリエーション協会に認められ、今回、第20回コンクールの協会長賞を受賞することになった。全国各地から推薦された35団体の中から見事選ばれた。
 研究担当の舎川芽生(しゃがわめぶ)教諭は、「森林保全の活動を取り入れ、子供たちが一生懸命ゴミ拾いを行った。6年生は、不法投棄などに心を痛め、雪が解けたらゴミ拾いをすると話したり、本当に自然が大好き。今回の受賞も喜んでいる」と話す。児童たちは、「枯れ木を回収したり、森の中を探検して色々なものを見つけることがとても楽しい。コンクールの受賞はすごく嬉しい」 と熱心に自然環境保全に取り組んでいる。
 同校では、「道内では、開催が迫るサミットの準備とともに、自然環境保全に対する関心が高まっている。そのような時に受賞の報をいただいたことが、児童や私たち学校関係者にとって大きな喜びと今後への励みになりました」 と喜んでいる。表彰式は、6月2日(月)に東京都の飯田橋レインボービルで行われる予定。
 全国森林レクリエーション協会
 第20回コンクール(平成19年度)の表彰について