小樽港に浮かぶ「ふじ丸」 クルーズシーズン幕開け 

fujimaru.jpg 5月20日(火)9:30、クルーズ船「ふじ丸」(23,235トン)が、小樽港にその白い姿を浮かべた。



 「ふじ丸」は、全長167m・幅24mのチャータークルーズ船。NCC・商船三井客船(株)と日本クルーズ客船(株)の共同出資による、2001年10月設立の日本チャータークルーズ株式会社が運営している。2005年2月に船内を改装し、「北欧のホテル」をイメージしたシックで明るい雰囲気を醸しだしている
 小樽には、「世界遺産紀行 新緑の日本一周クルーズ」(横浜・神戸~横浜)で、192名を乗せて寄港。大人1人438,000円から998,000円(横浜発着11日間・2名1室)。12日(月)に横浜を出港し、神戸、広島、屋久島、浜田、金沢、能代を巡り、20日(火)9:30、小樽港に到着。ゆっくりその白い姿を浮かべ、第3号ふ頭に着岸した。
 低気圧の影響で時折強い風が吹く中、第3号ふ頭では、今年新たに設立した「小樽クルーズ客船歓迎クラブ」と、小樽おもてなしボランティアの会員約20名が出迎えた。11:00からは、ホタテの浜焼き無料サービスや、小樽産の日本酒・ビール・ワイン、スイーツなどの試飲・試食を提供する。
 小樽の滞在は半日だけで、乗客たちは、小樽市内・積丹、旭山動物園、洞爺湖などを巡る3本のツアーで、北海道観光を楽しむ。20:00からは、ミスおたるなどが出席する歓迎セレモニーが船内で行われ、21:45に横浜に向けて小樽港を出航する。
 この「ふじ丸」の入港で、小樽のクルーズシーズンがスタートする。6月9日(月)には「クリッパーオデッセイ」、7月30日(水)には「飛鳥 II」、8月27日(水)には「にっぽん丸」などと、次々にクルーズ船が小樽に入港する。今年は、昨年の9隻から10隻に増え、国内クルーズ客船の4隻すべてが入港する予定となっている。
 小樽港客船入港予定(平成20年)  小樽クルーズ客船歓迎クラブ
 ふじ丸  世界遺産紀行新緑の日本一周クルーズ