空きスペースで資料展 ウイングベイ小樽


wingbay1.jpg 「海岸線が水天宮の側にあったあの頃の写真…。手宮で石炭を船に積み込む為に作られた高架橋のある風景…」
 ウイングベイ小樽(築港)シーブ棟2階の空きスペースを利用して、小樽の昔なつかしい写真や地図を展示する「小樽なつかし資料展」が開かれている。
 「築港地区から見た小樽港」をテーマに、写真・地図約50点が飾られている。「効率よく石炭を船積みする為に手宮に高架桟橋が作られた。更に増える船に対応するため埋め立てて築港駅が作られる。築港からの石炭積み込みの為にトランスポーターが設置される」など、時代と写真をストーリー仕立てで紹介。今はない地名が載った地図や、まだ勝納川周辺が中心だったころのものなどを展示。貴重な歴史映像集の上映も行われている。
 ウイングベイ小樽を運営するOBC(小樽ベイシティ開発)では、「昔の地図の間違いなど、今の地図と見比べると面白い。地図の協賛広告には、梅屋運動靴店、明治眼科、三ツ野薬局など、今も残る商店の名が刻まれている。また、日本中の銀行の支店があった街だから、日本銀行や北門銀行、三井、三菱など約90行の名前が刷られているのは見もの。今後は、もっと展示内容を充実させたい」(石川聖晃さん) と話している。
wingbay2.jpg また、資料展の隣では、札幌や小樽で活躍する若手アーティストの展示スペースも設けられている。第1弾として、札幌在住のイラストレーター・福原亮子さんの「drawing the world」が開かれている。土・日・祝日の11:00~17:00は、窓ガラスや壁に、頭に浮かんだイメージをリアルタイムで描く、ライブドローイングも行われている。
 『小樽なつかし資料展』開催!!
 
 drawing the world