小樽市議会インターン体験 2学生が最終報告


gin.jpg 議員インターンシッププログラムを全国で運営する「NPO法人ドットジェイピー」の北海道支部が、このほど、北海道大学(札幌)遠友学舎で、春の最終報告会を実施した。
 同団体は、若年投票率向上を目的に、北海道をはじめ全国8支部で、議員インターシッププログラムを運営している。約170名の学生スタッフが、インターン生をサポートし、これまで約2,800の議員事務所で、約6,700名の大学生が体験している。春と夏の2回実施し、1回のインターン期間中(約2ヶ月間)に、事務所での活動以外に、オリエンテーションや中間交流会、最終報告会を行っている。
 北海道支部の春の部(2/1~3/31)では、小樽商科大学と北海道大学から2名の女子学生が、小樽市議会・平成会の成田祐樹議員のもとでインターンを実施した。第1回定例会(3月議会)の傍聴のほか、雪あかりの路でのボランティア活動や、榎本武揚没後100周年記念事業実行委員会の参加などを体験した。
gintakahasi.jpg 3月30日(日)に開かれた春の議員インターンシップを締めくくる最終報告会で、高橋由莉さん(小樽商科大学商学部3年)は、「2ヵ月間のインターンシップを通して、様々な経験をしてきました。今まで政治に対して特に関心があったわけではなく、なんとなくテレビのニュースなどを見ているだけでした。しかし、インターンの活動の中で議会傍聴したり、実際に議員の方々と接することによって、政治というものが、私たち市民にとても近い関係にあるのだと実感しました。また、ボランティア活動などを通して地域の方々とふれあう機会が多く、人と人との繋がりがとても大切であることを学びました。これからも、今回のインターンシップで学んだ人とのつながりを大切にしていきたいです」。
ginasano.jpg 浅野香澄さん(北海学園大学法学部3年)は、「インターンシップをする前は、『議員』と聞くとあまり良いイメージはありませんでした。しかし、実際にインターンシップを通じて議員と関わってみると、市や住民のことを第一に考えている方たちばかりでした。議会で審議される議案も生活に関わるようなことが多く、実は議員はとても身近な存在なのではないかと感じました」 と感想を述べていた。
 「NPO法人ドットジェイピー」では、「充実した春休み・夏休みを過ごしてみませんか」と、今後も多くの学生にインターンシップの参加を呼びかけている。(写真提供:NPO法人ドットジェイピー北海道支部)
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