小樽のイケメン空手家、道内初 世界制覇


karate.jpg 小樽のイケメン空手家として知られる北濱精悦選手(白蓮会館小樽支部所属・桜)が、今年1月に行われた極真連合杯の世界大会で、道内選手で初めての優勝を果たした。
 北濱選手(25)は、小樽市最上町で生まれ、空手歴4年。幼稚園の頃から剣道を習い、3段の腕前だが、格闘技にも憧れており、21歳の時にアルバイト先の先輩に紹介され、同道場に入門した。
 空手を始めて3ヶ月、中量級(67.5~77.5キロ)の新人戦(札幌一部)で見事優勝。この後、全日本大会に出場したが、3回戦で敗退。「負けたのがすごい悔しかった」 と、練習を重ねた。昨年11月、体重を絞り、中量級から軽量級(65.7キロ以下)に変更し、東北大会で優勝。「第2回極真連合杯世界空手道選手権大会」(1月19・20日)の出場権を得た。
 スイス人や日本人選手との試合に勝ち続け、準決勝戦で、前回6位の強者に挑戦。延長・再延長と決着がつかず、ようやく判定で勝利した。この30分後に決勝戦が行われた。「体がどんどん疲れてきて、酸欠状態が続いていたが、覚悟を決めて、絶対勝ちたいという気持ちで挑戦した」 と試合に臨み、見事、優勝した。
 「今後は、極真連合杯よりもハイレベルな新極真大会に出場して、世界一位をとりたい」 と意気込んでいる。
 また、同道場では、北濱選手のほかに、小樽から田中達也選手(21)と小泉亜希子選手(24)が新人戦で優勝しており、「大きい団体の大会で、選手がどんどん優勝していけば、誰にも文句が言われないようになる。それが狙い」 (中島英詞師範) と選手の指導に熱が入る。
 第2回極真連合杯世界空手道選手権大会