消防犬「ぶん公」、命日にメモリアルコンサート!


 小樽の消防犬「ぶん公」没後70年を迎える来年2月3日に、同犬を悼むメモリアルコンサートが、小樽市民センター・マリンホール(色内2)で行われる。
 全国で唯一の消防犬「ぶん公」は、火災出動のベルとともに消防車に一番に飛び乗り、出動回数は1,000回を誇っている。1938(昭和13)年2月3日に24年の生涯を閉じた。当時の新聞には、盛大に消防組葬が行われたことが報じられた。2006(平成18)年7月には、この「ぶん公」を記念したブロンズ像が、運河プラザ前に設置された。今でも、その勇ましい姿で観光客を迎え入れている。
 小樽市民センターでは、「小樽市の歴史的財産でもあるぶん公を末長く語り継ぐとともに、防火意識の高揚や、人と犬のつながりをもう一度考える場に」(寺田龍吾館長)と、来年2月3日(日)に、消防犬ぶん公を悼むメモリアルコンサートを行うことになった。
 このコンサートのために、ぶん公の絵本の原作者である水口忠さんの作詞、トクナリ・ウィズ・エクセレンツの秋元恵理子さん(ピアノ)作曲の「ぶん公の歌」を製作中だ。コンサート当日に、「桂岡少年少女合唱団」の歌声で初披露される。
 また、ショパンの「仔犬のワルツ」をはじめとする犬をテーマとした演奏や、ぶん公のスクリーンショー、ぶん公の表彰式なども行われ、小樽の名犬・ぶん公を悼む一日となる。
 寺田館長は、「ぶん公の功績を忘れないために」と、今後、毎年イベントを行い、テレビ局へドラマ化の働きかけも行っていくという。現在、同メモリアルコンサートの協賛者を募集している。
 消防犬ぶん公・メモリアルコンサートは、2月3日(日)14:00から、小樽市民センターで。入場無料。
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