小樽の秘境を発掘!「小樽・石狩秘境100選」発行 (2007/11/05)

hikyo.jpg 小樽・石狩の選りすぐりの秘境をまとめた「小樽・石狩秘境100選」(北大名誉教授・青木由直編著)が、このほど発行され、小樽・札幌の主要書店で販売されている。


 この「小樽・石狩秘境100選」は、青木さん(66)が、昨年10月に自費出版した「札幌秘境100選」の続編。約3,000部が完売するなど好評を博したことから、秘境の対象を札幌から小樽・石狩に移して、インターネットを駆使し秘境を調べ上げ、実際に足を運び取材を重ねた。


 秘境の選出は、「札幌秘境100選」と同様に、①意外性、②公共性とアクセス可能性、③考えさせられる対象を条件に行われている。「私が、札幌市民で小樽や石狩の生活の実感や土地勘がそれほどなく、見る対象が初めてのものが多く、どれも意外性が感じられた。また、小樽は観光都市となってしまい、ほとんどの施設で入館料を取るなどしており、取材方針からはみ出すものもあった」という。


 約1年間の取材活動を続け、建物・屋内、神社・寺、史跡・歴史、碑、景観、海・川、暮らしなど10項目に分け、1項目に10ヵ所の秘境を選んでいる。100選のうち、小樽の秘境は79ヶ所に及び、多くのカラー写真とともに、それぞれの由来やエピソードを記述している。


 建物・屋内の項目では、「小樽市議会本会議場」や「金融資料館」、「小樽市公会堂と能楽堂」などが選ばれている。小樽市役所庁舎(花園2)内にある小樽市議会本会議場は、舞台兼用で造られ、議長席は舞台上に設置され、後方の議員席からその舞台が見易くなるように傾斜がつけられていると記載し、舞台として使われた証拠に、議長席両横にあるフットライトを紹介している。金融資料館(旧日銀小樽支店・色内1)の秘境には、シマフクロウのレリーフを選でいる。夜行性のフクロウが、職員のいない夜の守り神とされ、360度首が廻ることから「金運の神」とされる由来を述ている。


 景観では、「秘境オタモイ」と「高島岬」、「中野植物園と源山の観音像」などが選ばれた。中野植物園(清水町)は、「植物園の名が付いているのに、観音像やお地蔵さん、遊具があって面白い」という。


hikyo.jpg 暮らしでは、「JR塩谷駅とSLニセコ号」や「小学校の二宮金次郎像」などを掲載。市内小学校に建てられている二宮金次郎像は、金属不足となった太平洋戦争中に学校から姿を消したが、「札幌にはないのに小樽に散見される。戦後から拡大してきた札幌の多くの小中学校にはもともと金次郎像がなく、これに対して、小樽の学校は歴史が古く、多くの金次郎像があったためだろう」と記している。また、昨年閉校した堺小(東雲町)のグラウンド脇に金次郎像が残っているのも感慨深いと話している。


 これら選りすぐりの「秘境100選」を完成させた青木さんは、「私は退職して年金生活者で、何もしていないとボケるからと、100選の作業を始めた。小樽ジャーナルやネット検索で調べて取材してきた。ネットにもないこともあるが、まずはネットで事前に調べて、実際に足を運んで取材をした。今後は、この中国語版の豆本を作り、第3弾として江別・北広島を来年発行したい」と、さらに意欲を燃やしている。


 「小樽・石狩秘境100選」(共同文化社)A5版224ページ、1,000円(税込)。


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