天皇家の次男で皇位継承第2位の秋篠宮殿下(41)が、9月19日(水)に来樽し、総裁を務める日本動物園水族館協会の研究会に出席し、おたる水族館(祝津3)などを視察した。
同殿下は、小樽で水族館の技術者が一同に集う「水族館飼育技術者研究会」(日本動物園水族館協会主催)が開かれている機会に合わせて来樽された。
水族館飼育技術者研究会は、水族館の技術者が集まり、生物の飼育・繁殖などの研究結果を発表し、飼育技術の向上を目的に、毎年全国各地で行われている。今年度は第52回目で、北海道ブロックからおたる水族館が担当することになった。小樽での開催は2度目になる。
19日(水)・20日(木)の2日間、市内築港のヒルトン小樽が研究会の会場となり、全国53館の93名が参加し、研究発表などが行われている。
初日の正午に、秋篠宮殿下が、会場となったヒルトン小樽に到着され、山田勝麿市長や関係者らが玄関で出迎えた。同殿下は、13:10からの研究会に出席され、おたる水族館の「飼育下におけるエゾトミヨの繁殖」や鶴岡市立加茂水族館の「オキクラゲの繁殖」などの発表に、熱心に耳を傾けていた。
この後、15:20からは、おたる水族館の視察が行われた。日本初の試みとして同館が新設した「ほのぼのプール」前で、ネズミイルカとゴマフアザラシが仲良く泳いでいる姿を、じっくりとご覧になっていた。
同殿下は、小樽に一泊し、20日(木)は、旧青山別邸や蒸気機関車「しづか号」などの視察を行う予定になっている。