「小樽高川学園」から「共育の森学園」へ!新体制発足!


kyoikunomori1.jpg 学校法人「小樽高川学園」は、9月18日(火)16:00から理事会を開き、新法人名を”共育の森学園”とし、新理事長に鈴木秀一北大名誉教授を選任し、新体制を発足させたことを明らかにした。
 小樽短期大学(入船4)・小樽看護専門学校(入船4)・小樽明峰高校(最上1)を経営していた旧小樽昭和学園は、2006(平成18)年8月に負債を抱え経営破綻し、民事再生法の申請に踏み切った。この後、四国の予備校経営大手タカガワがスポンサーとして現れ、3校を存続のまま再建する計画に取り掛かった。
 学園名も小樽高川学園に変更され、2006年中に再建計画をまとめることにしていたが、小樽短大の一般推薦入試者がゼロとなり、負債返済の目処も立たず、2008(平成20)年3月に小樽短大を閉校することを決定した。再建計画案は、3億5,000万円の債権95%カットが骨子だったため、債権者側から強い反発を招き、今年6月、タカガワはスポンサーを下り退場した。
kyoikunomori.jpg 再建計画が振り出しに戻った同学園は、7月20日、吉川武弁護士と田村宣征・明峰高元校長により、小樽明峰高と小樽看護専門学校の2校を軸にした再建計画(基本債務95%カット・担保付分20年返済)をスタートさせていた。9月18日に開かれた理事会で、新理事9人と評議員23人の選任が行われ、新しい法人名を”共育の森学園”にすることを決めた。新法人名は、今後、文部科学省に承認申請することにしている。
 以前から明峰高校と関わりのあるNPO法人北海道自由が丘学園の相談役理事で、、新理事長となった鈴木北大名誉教授は、「競争を中心にした教育が強まっていく中で、人間を大事にする教育を発展させたい。小樽という温かい街で人間を育て、小樽の人にやさしく接してもらえるように、発展させたい」と抱負を語った。
 小樽昭和学園の破綻で、小樽高川学園になったが、小樽短大は閉校となり、結局、9月18日に、共育の森学園として、小樽看護専門学校と小樽明峰高等学校の2校が存続する運びとなった。
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