新適正配置案、中間報告をベースに答申案作成へ!


chukan.jpg 小樽市教育委員会は、6月20日(水)から7月31日(火)まで、「小樽市立学校の規模・配置の在り方検討委員会中間報告」の市民意見を募集していたが、このほど市民意見がまとめられ、9月5日(水)の第10回検討委員会で発表された。
 
同検討委員会(秋山義昭委員長・小樽商大学長)は、学識経験者や教育関係者、保護者、公募市民などからなる教育長の諮問機関。2006(平成18)年7月から9回にわたって会議が開催され、小中学校の適正配置計画の策定について検討されていた。今年9月に最終的な考え方をまとめ、教育長へ答申する予定となっている。
 この中間報告は、全12ページ。小樽市立小中学校の現状、学級編制と学級規模・学校規模、学校配置の在り方、適正配置を行う際に配慮すべき事項、適正配置計画の進め方の5本柱からなる。
 7月31日までの2ヶ月間、この中間報告を小樽市ホームページに掲載し、市民意見募集について広報おたるなどで周知を図った。郵送で3人、メールで1人、窓口への持参2団体から23項目の意見が提出された。
 「先生方の負担を軽減し、ゆとりある経営のためにも是非30人学級の実施を望みます」。
 「財政がひっ迫しているから、学校教育施行規則にのっとって、云々で片付けられることを一番心配している」。
 「この検討委員会では学校配置をどうするのが望ましいのかどうしたいのかがはっきりと明記されていない」などの市民意見が出されていた。
 5日(水)の検討委員会では、これらの意見について論議されたが、大きな変更はなく、「内容はよろしいと思う。これをベースに最終的な答申案を作成する」(秋山委員長)とした。次回の第11回検討委員会は、9月25日から10月12日までの間に開かれる。
 小樽市立学校の規模・配置の在り方検討委員会