琴と尺八に触れて!「伝統文化 子供こと・たけ教室」 


koto.jpg 週末の21日(土)、小樽市公会堂(花園5)から、初々しい琴と尺八の和の音色が流れ出した。これは、小樽三曲協会(川村竹風会長)が、子供たちが琴と尺八に触れて伝統文化を学ぶために開いている「子供こと・たけ教室」(明正雅紫盈理事)。
 同協会が、「小中学校に和楽器を導入し、少しでも和楽器に触れてもらい」と、5年前から行っている教室。2年前に文化庁から委嘱を受け、現在は約20人の子供たちが、琴や尺八の伝統楽器の特訓に励んでいる。
 今年は、7月から10月まで10回の練習と2回の演奏会を行うことになっている。練習初日の21日(土)は、初参加の子供10人を含め約25人が集まり、中級者と初心者とに分かれて、「さくらさくら」などの練習がスタートした。
koto1.jpg 琴に触れる前に、参加者全員が手をつないで輪になり、「たこたこあがれ」などの歌の練習を行った。リズムをつかんでから琴に触れた子供たちは、上達も早く、1フレーズずつすぐに覚えていった。
 朝里小の小林愛咲美ちゃん(5年)は、「琴は初めてだけれど、たこたこあがれはすぐに出来たので楽しい」。妹の愛夢菜ちゃん(1年)は、「たこたこあがれは簡単だったけれど、これから難しくなりそう」と、大きな琴で一生懸命練習に励んでいた。
 同教室では、10月28日(日)にマリンホール、11月10日(日)に運河プラザで発表会を予定している。明正会長は、子供たちに「今日から一生懸命練習して頑張りましょう」と声をかけ、指導に力を入れていた。