小樽市内に広がるノロウィルス感染!


 小樽市内の医療機関で、ノロウィルスによる感染性胃腸炎患者の集団発生が相次いでいる。
 3月に入ってから市立小樽第二病院と済生会小樽病院の2病院で集団発生があり、19日(月)新たに、ひまわり会札樽病院(銭函3)からも発生したことが分かった。
 市保健所によると、16日(金)ひまわり会札樽病院から、入院者及び職員約20名が、11日(日)から16日(金)まで下痢や嘔吐の症状を呈し、15日(木)に入院者1名についてノロウィルスの検便検査を提出し、その結果が1週間後に判明する予定との連絡があったという。
 このため、16日(金)に市保健所が調査したところ、入院者15名及び職員14名の計29名が、3月11日日)から16日(金)にかけて、下痢・嘔吐を主とした症状を呈し、治療を受けた。3月19日(月)までの患者数は、累計で48名(入院者27名・職員21名)となっている。
 また、同病院が自主的に提出していたノロウィルスの検査結果で、19日(月)に陽性と判明し、保健所で17日(土)から18日(日)に採取した患者4名の便の簡易検査で、3名からノロウィルスが陽性だったことから、ノロウィルスによる感染性胃腸炎と判断し対応しているという。「当該病院に対し、発症者の隔離や勤務制限、他の職員や入院者等の健康状況の把握、手洗いの励行、院内の清潔保持等、感染防止について指導を行った」と発表した。

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