市立病院の負担に斜陽小樽は耐えられるか!小樽商大・籏本智之助教授の寄稿!


 新市立病院建設問題が、小樽市の大きな政治課題となっている中で、3月3日(土)に長隆氏の特別講演会が行われたが、この中でパネラーを務めた、小樽商科大学ビジネススクール・籏本智之助教授が、「市立病院の負担に斜陽小樽は耐えられるか」の報告がなされた。
 籏本助教授は、小樽市病院事業貸借対照表、損益計算書などをもとに、市立病院の現状を分析し、聴衆に分かりやすい財務分析だと好評だった。
 小樽ジャーナルでは、長氏の講演内容と籏本助教授の報告をサイト上にアップしてあるが、籏本助教授の分は、表だけのアップとなっているため、本社としては、籏本助教授に原稿執筆を依頼したところ快く承諾頂き、その原稿が3月10日(土)に送られてきた。
 この原稿は、小樽の病院問題の理解を深めるためにも、必読のレポートとなっている。現状の会計分析から、籏本助教授は、新病院建替えという大規模投資については、投資規模は市場の観点から適切なのか、起債出来るのか、欠損金はどうするのかの3点から疑問を呈し、「戦略の立案と実行は、営利、非営利にかかわらず組織の経営者に課された義務です。市立小樽病院に優れた経営者が登場することを願っています」と指摘し、大規模投資による新病院建設への疑問点を解析している。

 市立病院の負担に斜陽小樽は耐えられるか(PDF)


 市立病院の負担に斜陽小樽は耐えられるか(HTML)


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