人間とクマの共存を!子供向けヒグマ対策DVD完成!


bear.jpg NPO法人自然教育促進会(望洋台2・安原政志代表)が、地球環境基金の助成を受け、子供向けのヒグマ対策DVD2,500本をこのほど作成した。小樽・後志管内の幼稚園・保育園・中学校など、自然体験を行っている団体に、7月18日(火)10:00から50本のみ無料で配布することにしており、現在、希望団体を広く募っている。
 NPO法人自然教育促進会は2001年に設立。通年型自然学校の開催や中高齢を対象とした「森林クラブ」をサポートしている。幼児教育園「青い鳥」も運営する。
 「クマのことを小さい時から知ってもらいたい」と、北大ヒグマ研究所出身の専門家のアドバイスを受け、2004(平成16)年から3ヵ年で1,440万円の助成金でDVDを作成した。
 DVDは全31分の3部構成。生態編「ヒグマのくらし」(11分)、対応編「ヒグマの国に入るには」(10分)、対策編「ヒグマの問題を防ぐには」(10分)となっている。対応編では、森林などのアウトドアで、食べ残しは絶対に匂いが出ないビニール袋に入れる。ゴミのポイ捨て禁止などの悪い例や良い例などが分かりやすく収録されている。対策編では、自然がいっぱいの環境で暮らすクマを人間の住む場所に呼ばないようにする。呼ばない方策をとることで、人間が襲われないし、クマが殺されることがないと、人間とクマが上手に共存出来ることを説明。
 同会の岩崎栄知子副理事長は、「小さい時からヒグマと共存するためにどのような努力が必要かを分かってもらいたい。子供向けに作っているが、ぜひ大人の人にも見てもらい、たくさんの子供たちが、このDVDを見ることが出来る機会を作ってもらいたい」とPRしていた。
 無料配布の受付方法は、電話・FAX・メールで行っており、一般販売も1,900円(税込)で行っている。
 申し込み先
 NPO法人自然教育促進会「ヒグマ安全教育ビデオ」係
 〒047-0155 小樽市望洋台2-14-1 望洋ヴィレッジ
 TEL 0134-51-5666、FAX 0134-51-5667、E-mail