ひょっとこ踊り登場!小樽市能楽堂の一般公開! 


hyottoko.jpg 6月1日(木)から3ヶ月間一般公開している小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台・花園5)で、6月24日(土)11:00から、宝来ひょっとこ踊り保存会の公開練習が行われた。
 小樽市指定歴史的建造物の能舞台は、檜や神代杉が用いられ、格式にのっとった東北以北唯一のものと言われている。
 この能舞台から、24日(土)軽妙な笛の音とともに独特のひょっとこ面を付けた踊り手による練習が公開された。
 「元気な笑い、楽しい仲間、一日何回笑いますか?」と、能楽堂に集まった愛好者たちは、赤いハッピと頭に手拭い鉢巻でひょっとこ面を付け、手足を軽妙に動かしながら踊りに専念していた。
hyottoko1.jpg ひょっとこ面は36種類もあり、それぞれが豊かな表情を見せる。踊りは、漁業の大漁を祈願したものや1年の農作業の場面を表した踊りなど14種類ある。
 北海道笑福芸能宝来ひょっとこ踊り支部連合会の加地正弘事務局長は、「昨年パフォーマンスを行った時は、踊り手が舞台に慣れていなくて大変だった。今日は7月30日に演じるために練習しています。この歴史的な能舞台で踊れることは素晴らしく、大変うれしいことです。このひょっとこ踊りをなんとか小樽に定着させたい」と話していた。
 桜町の山岸ハナさん(81)と稲穂の佐藤テルさん(75)は、「踊りが面白くて気持ちが明るくなります。いつも家にばかりいるので、本当に気持ちが良くなります。また30日にも見に来ます」と、踊りを見て笑っていた。

 関連記事1 関連記事2