イトウの人工ふ化失敗!釧路湿原の稚魚で飼育観察へ! (2006/06/10)

itou2.jpg 小樽海洋少年団の子供たちが、5月14日に平野井「イトウ」養魚場(桜5)で体験した幻の魚「イトウの人工受精」で、採卵した約3,000粒が受精したが、このうち20日経過してもふ化した卵は1尾だけだった。しかし、その1尾も6月6日(火)に死んでしまった。


 このことを知った北海道大学の七飯淡水実験所から、6月6日(火)に純粋な釧路湿原4代目の親魚からふ化した稚魚200尾が贈られてきた。このため、子供たちは、この貴重な稚魚での飼育体験が継続出来ることになった。


 イトウは、国際自然保護連合のレッドリストで、最上位の「絶滅危惧種1A類」に登録され、保護対策が必要とされている。全長約1mを超すものもあり、サケ科の中でも最大級で貴重な魚。


 「イトウの人工受精」体験は、小樽海洋少年団の平野井篤事務局長の自宅の養魚場で5月14日に行われた。同少年団の子供たちに自然界の貴重な体験をさせたいと、イトウの採卵と受精を経験させた。採卵時に、団員一人一人が順番に、イトウの体の中にある卵を押し出していくなど貴重な体験をした。


 受精からふ化までは水温10℃で35日程度かかるが、20日経ってもふ化したのは1尾だけだった。しかも、この1尾も6日に死んでしまった。この原因は「採卵から受精までの時間が長かった」ことと、「採卵する時期が遅すぎたため、熟した卵が多かった」ことによるという。


itou1.jpg 「残念だが良い経験になりました。でも海洋少年団の子たちが飽きるというまでは、この貴重な体験を続けたい」と、平野井氏はふ化しなかった卵を見ていた。


 この体験の模様を小樽ジャーナルの記事で知った「北海道大学北方生物圏フィールド科学センター七飯淡水実験所」の木村志津雄・技術専門員から、「せっかくなのだから1年間子供たちに飼育の体験をさせてみては」と、純粋な釧路湿原4代目の親魚からふ化した稚魚200尾が、6月6日に事務局に贈られてきた。


 平野井事務局長は、「頂いた貴重な稚魚で団員たちに成長の過程や水質管理、投餌などを体験させたい」と、6月11日(日)13:00から同少年団事務局(港町6)で、イトウの飼育観察を行うことにしている。


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