小樽石山中の円形校舎 決まらぬ利用法! (2006/03/13)

ishiyama.jpg 市内石山町にあるユニークな円形校舎の石山中学校は、2002(平成14)年に閉校して以来、北ガスの一時的な利用があったものの、2005(平成17)年12月31日で契約を終え、校舎の周りにバリケードが建てられ、ひっそりと建ち並び、今冬の豪雪にも耐えながら寂しくたたずんでいる。


 石山中学校は、1947(昭和22)年に戦後の新制中学校として誕生した。1956(昭和31)年の色内火災で旧校舎を消失したが、翌年の1957(昭和32)年に現在のユニークな円形校舎となった。


 5階と3階建ての円形校舎が渡り廊下でつながる。中央に螺旋階段があり、扇形の教室となっており、入口は黒板の両脇に設置されていた。当時の生徒は、教師が黒板の前で授業を行っているため、遅刻した際に隠れて教室に入ることは出来ず、頭を悩ませたという。そのユニークな設計で日本各地からの見学者が絶えなかったという。


 多い時で8クラス以上もあったが、徐々に生徒数が減り、閉校前には2クラスの60名ほどしかいなかった。2002年の3月には、石山中のほか、住吉中と東山中の2校が適正配置を終え、後利用検討委員会での議論の末、住吉中は双葉中学になり、東山中は教育委員会が使用することになった。


 しかし、石山中だけがそのユニークさから様々な意見があったが、最終結論に達せず、北ガスの2004(平成16)年5月から2005(平成17)年12月まで、ガス転換のための一時的な利用があったのみとなっている。


 「今後の利用は決まっていない。公的利用という方向で考えているが、明確なものはない。北ガスさんがガス転換の際に使ってくれたことは、小樽市としても地域としても本当に良かった」(市企画政策室)としている。


 財政危機中の“金欠”市役所では、このユニークな円形校舎の利用方法が見つけられず、建造物としての評価もされぬまま、雪に埋もれて朽ち果てていくばかりだ。


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