後志フードフェスティバル大盛況! 

 後志管内の料理人が地元の食材を使って創り出す料理約80品がずらりと並ぶ、「第12回 後志フードフェスティバル」が、3月7日(火)18:00から小樽グランドホテルで開かれた。
 約430名が参加し大盛況となった会場には、小樽・後志のホテル・レストランなど21店舗が参加。後志管内のホテルやレストランで活躍する料理人たちが、後志産の農産・水産品などを使い腕を振るった。
 会場のテーブルには、小樽・・後志産の魚や肉、野菜、果物などを使い、料理人たちが腕によりをかけた一品が大皿に盛られ華やかな雰囲気を漂わせる。
 「積丹産大ダコのガーリックマリネ」、「赤井川ポーク骨付きバラの山椒焼き」、「道産カスベのゼリー寄せ」、「ニセコ産の冬越しキャベツを使ったタラバ蟹と帆立貝のミルフィーユ仕立」など、創意工夫された料理の数々がビール・ワイン・カクテルとともに並べられた。
 参加者たちは、箸と皿を持ってテーブルを右往左往し、お目当ての料理に突進。例年人気の「レストラン村」のスモークサーモンや大タコのマリネは、あっと言う間に、大皿がみるみるカラに。関係者は次々と補充に追われていた。
 会場に来ていた小樽市内の石川万紀子(40)さんと宮城県の熊谷千映子(35)さんは、「今回初めて参加出来たのですごくうれしい。昨年は、チケットを手に入れることが出来なかったので、今回本当に楽しみにしていました。北海道の食材っておいしいのね。デザートもおいしいわ」と、後志の食材で作られた和・洋・中の料理を堪能していた。
 司会のマルコポーロの三輪信平料理長は、「年々素晴らしくなってきている。個性も出てきた。お客さんも大分慣れてきたのか、今回は前回よりも落ち着いている」と評価していた。
 北海道後志の和・洋・中が揃ったフードフェスティバルの100分は、大盛況のうちに幕を閉じた。参加者はお腹を膨らませ、ある人はズボンのベルトを緩め、「いや~おいしかった。食べ過ぎた」と、腹をさすりながら会場を去って行った。