小樽市観光基本計画「新・いいふりこき宣言」発表! 


mayor02-1.jpg 小樽市は、2月22日(水)11:00からの記者会見で、小樽市観光基本計画を発表した。
 これは、2003(平成15)年11月に策定委員会が設置されてから約2年間、市民公募の委員2名を含む16名の委員で議論されてきたもの。
 「今後の小樽観光の発展に向けて、市民が誇りを持って観光まちづくりを担い、観光客に小樽の街をつい自慢したくなるような『観光都市・小樽』の実現を図るという、新たな「いいふりこき」の心を市民全員で共有し、協同で取り組む」として、この小樽市観光基本計画のタイトルは、「新・いいふりこき宣言」~歴史と誇りと技が織りなす ふれあい都市「小樽」へ~となっている。
 計画の期間は、2006(平成18)年度から2015(平成27)年度までの10年間。「国内の観光動向と小樽観光の現状・課題」、「小樽観光の基本的な考え方」、「小樽観光の目指すべき姿と主要施策」、「小樽観光重点地域の展開方向」、「小樽観光の推進のために」などが30ページにまとめられている。
 「小樽観光の基本的な考え方」として、「国際化・グローバル化への対応強化」、「滞在型・歩いて楽しむ街への変革」など小樽観光の課題を6つにまとめ、観光を支える担い手の多様化を図り、多様な客層に対応出来る受け皿を推進していき、小樽観光の質的向上に繋がるとしている。
 「小樽観光の目指すべき姿と主要施策」の28本の主要施策の中から、「観光資源の発掘と整備の促進」、「ぱるて築港地域の魅力の向上」、「おもてなし意識のレベルアップ」、「多様なニーズに合わせた旅行商品の開発」などの、10本を優先的に取り組む必要施策とし、中央・手宮地域、祝津・高島地域、天狗山地域、朝里川温泉地域、ぱるて築港地域の5つの地域を「小樽観光重点地域の展開方向」として、地域特性を活用した魅力づくりを行う。
 山田小樽市長は、「小樽市観光基本計画は「新・いいふりこき宣言」という奇抜なタイトルですが、策定委員の熱い思いが込められていると思います。運河整備が終了してから、ちょうど20年が過ぎまして、この計画の期間である、これからの10年は、小樽観光の新たなステージの始まりという位置付けをしております。この計画に基づき、市民の皆さんをはじめ、観光事業者・観光関連団体・経済界・行政が一体となって、本市の観光振興に取り組んでまいりたい」と、小樽観光の構造改革への意欲を語った。
 「小樽観光の推進のために」まちづくりの主役となる市民と、観光業者・観光関連団体・経済界・行政が計画の主体となり、観光の構造改革に向けた推進体制を整え、18年度中の早い時期に、「(仮称)小樽観光推進プロジェクト推進会議」を設置し、「観光都市宣言」を実施したいとしている。
 小樽市観光基本計画「新・いいふりこき宣言」