小樽市内積雪、今冬最大57cm!週末も大荒れの天候に! 

 「大雪・風雪・波浪・なだれ注意報」などが出されて大荒れとなった、12月14日(水)・15日(木)・16日(金)の朝方まで、市内は強い雪が降り、15日24:00には、今冬最大の積雪深57cmを記録した。16日(金)16:00でも50cmの積雪があり、市内は白い雪で覆われている。
 16日の市内では、各所で市民や観光客が雪に足をとられる姿や、車がスリップするなど混乱した。バスの遅れ・道路の渋滞で、今冬最大の積雪は、市民生活にも大きな影響が出ている。
 市内の繁華街花園では、高校生の観光客が、つららを見て「すごい!手に持つと冷たい」と歓声をあげ、慣れない雪道をバランスをとりながら歩いていた。
 大雪注意報が解除された小樽市内は、日中は比較的穏やかとなったが、札幌管区気象台では、12月16日17:07に、「低気圧に関する石狩・空知・後志地方気象情報 第1号」を出した。「低気圧が17日に、北海道の南を急速に発達しながら通過するでしょう。その後、18日は上空約5,100mに氷点下40度以下の寒気が入り、17日昼頃から夜遅くにかけ、局地的に大雪となり、17日夜から18日は、後志地方の海岸部を中心にふぶきとなり、海は大しけとなる」と、週末は大荒れになることを発表した。「大雪やふぶきによる交通障害、突風や高波に注意が必要です」としている。
 17日(土)・18日(日)の週末の小樽の天候は、また大荒れとなり、さらに積雪が増すものとみられる。このため、市は、除排雪作業に追われており、財政難の中、積もりゆく雪が除排雪の対策費を大幅にアップさせるのではないかと、関係者は気を揉んでいる。16日17:00現在、小樽など後志地方には、「なだれ注意報」だけが出されている。