衰退止まらぬ小樽市人口!2004年も1,714人減少!


jinko12.jpg 街の活性化の基本指標となる人口数で、小樽市の人口減少が顕著となっている。市の住民基本台帳に基づく人口数で、2004年の1年間で1,714人もが減少したことが判った。
 小樽市の人口は、この十数年間衰退の一途をたどっており、人口の減少が止まらない。2004(平成16)年の1,714人の減少は、この12年間でも、2001(平成13)年の1,751人に次ぐ2番目の高さとなっており、事態は極めて深刻になっている。
 市の人口のピークは、1964(昭和39)年9月の207,093人で、それ以降、減少傾向に転じた。近年はこの減少数が次第に大きくなってきていた。2001(平成13)年には、15万人を割り込み、まるまる5万都市が消え去った状況に立ち至っている。
 昨年の12月末では、総人口145,160人で年を越えた。この1月の減少次第では、今月にも145,000人を割る可能性が高い。
 また、人口の年齢構成では、年少人口(0~14才)が15,487人で10.67%、生産年令人口(15~64才)が91.460人で63.01%、老年人口(65才~)が38,213人の26.32%となっている。これは、少子高齢化が進んだためで、道内でも最も高い高齢化都市となっている。
 人口の減少は、小樽経済の衰退と共に平行して進んでおり、経済の再生が図られない限り、人口減に歯止めがかからない。就職口がなく、安い賃金に泣かされている市民も多い。小樽経済再生への具体的取組が今こそ求められている。
 2005年のはじめに小樽市の人口動態をじっくり確認して下さい。



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