銭湯の灯が、またひとつ消えてゆく!


sento.jpg 小樽は銭湯の多い街としても知られているが、市内にある銭湯の灯がまたひとつ消えていった。この度「廃業」することになったのは、市内高島2丁目にある銭湯の「滝の湯」。
 同銭湯は、3月29日付の“謹告”の看板を正面入口に出し、「諸般の事情により続行不能と判断の上“廃業”することになった」旨を告げている。
 「滝の湯」は大正13年の創業で、2代にわたり80年間も営業し、高島地区の多くの市民に親しまれていた。近年、近くに大型の浴場施設が進出し、客足も急速に減っていたところに、女将さんが病で倒れたことが重なり、営業の継続が困難になっていた。「ご利用戴きましたお客様の方々には、誠に偲びない心で一杯ですが、残念ながら、終業することになりました」と無念の想いを告げている。